《劇団風の子中部への支援をお願いします》

 

風の子ひろばは20137月に劇団風の子中部を支援すると共に、より良い子どもの文化と未来を、劇団と地域の仲間と共につくり合うことを目的として発足した会です。

 

この度、劇団風の子中部の皆さんにコロナ禍の現状を聞きました。「ギャング・エイジ」「ぱらりっとせ」の2作品は1・2学期の公演計画がありましたが、1学期がほとんどキャンセルないしは公演日程の変更という事態で、おおよそ2500万を超える収入ダウンという、これまでにない危機的状況になっているそうです。銀行借入、雇用調整助成金、持続化給付金、厚生年金社会保険料の1年納付据え置き等など、あらゆる保障制度を使いつつ、何とか自分たちで乗り越えようとしています。

 6月に入り、学校も再開、また各地の会場・ホールも貸し出しが始まりましたが、集客にあたってのガイドラインが出され、観客を動員すること事態が極めて困難な状況にあります。学校公演のみならず、おやこ劇場・子ども劇場公演も集客人数の問題で公演がどんどん1年後に延期になるなど、公演の実現が先送りになっていることも劇団の経済を極端に圧迫しています。

 

そんな中、劇団の会議では、次のようなことも論議されています。

子どもも大人も閉塞状況にある中、最大の防御をしながら、子どもたちが集まりあそぶことが出来ないだろうか。集まれる人だけでもいい、こちらから劇団員が出向いて、一緒にあそびのワークショップができないだろうか。とにかく出会いを作り、言葉を交わし、気持ちを伝えあうことから始めてみたい。

学校再開後、学校に通い始めた中学生が話してくれました。「学校では、自分の席に着いたら最後、友達のところへ話をしに行くことも禁じられている。給食も無言、掃除も無言。」最後に彼女はこう言いました「生きている意味を感じない」。この声に私たちはどう応えていけるだろうか。どうにかして人が人と当たり前に出会うことのできる状況にしていきたい。劇団員自身が縮こまることなく現実と闘いながら、子どもたちとの出会いを作り、心を交わしあっていきたい。

 

 こんな劇団の状況を踏まえ、風の子ひろばではすでに会員の皆様へ、取り組みや支援の呼びかけを行い、新しい試みやワークショップの機会が増え、支援金をもお渡しすることが出来ました。しかし、未だ事態の収束は見えず、第23波の感染拡大に伴い2学期以降の公演キャンセルも留まることを知りません。このままでは、終息後に劇団風の子中部のお芝居を子どもたちに無事届けることが叶うのか、と危機感は増すばかりです。そこで、さらなる支援が必要ではないかと、今回は会員の枠を超え広く一般の方々にも支援をお願いしたいと思います。

 

子どもたちの成長にとって、舞台芸術文化は必要不可欠な栄養素です。演劇は生きる力です。ぜひ、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

 

                        風の子ひろば運営委員長 松原恵子

 

---【支援カンパ受付先】-------------------------------------------

 

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